2024年 8月


  褥瘡対策委員会です。
 
   褥瘡とは、皆様もご存じのように 〖床ずれ〗と言われるものです。
   私たちは、長期間 ベッド上で動くことができない患者様に適宜、
   身体の向きを変えたり、一ヶ所に、力が加わらないようにクッション等で
   調整を行っても 床ずれとなってしまう事がありまます。
   主治医等と相談しながら指示の元、少しでも早く治るように治療を
   行っています。
   この中の一つに、『局所陰圧閉鎖療法』があります。
   本日は、この治療の概要をお話します。

   この方法は、床ずれの箇所に、器械を付けます。
   そうすると、床ずれの箇所の余分な滲出液(感染性のある老廃物や傷口か
   らの浸出液を吸引して排除する)を除去します。
   そして、創傷を密閉し陰圧になることで、傷の周囲の血流が増加し血行が
   促進されるため、創傷治癒を促進させる方法です。
   
   床ずれになってしまった患者様全員に適応可能ではありませんが、
   医師の指示の元、少しでも早く完治するよう活動しています。